百万年もの秩序を壊したのは
人の欲望だった
肥大化したそれを止める術は無く
森は失われ続けた
仕事と言われれば抗う事も出来ぬ
人は増え続けた
止めるべき人物は矢面に立たず
正義は彷徨ってる
俺は森の木を切る
そんな正義の敵だった
「仕方が無いんだ……」
鏡に語る
ワンダーランド……
子供の頃の夢
思い出さぬように冷酷な目で切る
ワンダーランド……
それを壊してる
考えないように言われた理由で切る
「神さま、あぁどうか――」
俺は森の木を切る
おこがましくも願うなら
せめて切られた木は
誰かの幸せに
ワンダーランド……
最初から無かった
そう思い込むように躊躇はせずに切る
ワンダーランド……
愛する人だけは
許して欲しいと祈りながらに切る
「神さま、お願い、救いを、あぁどうか、神さま……」