発熱

入院初日から身体の調子が悪く、発熱した。熱を測るたびに、37度、38度と上がっていく。 「このままだと手術が延期になるかもしれません」と伝えられる。 翌々日の手術準備のため、すでに下剤を飲み始めていたが、追加でレントゲン […]
入院

さて、明日から入院である。 二日以上の入院は初めてなので、入院というもの自体に、少し身構えてしまう部分がある。まぁ、あまり考えても仕方ない。指示通りに、淡々と過ごすのみだ。 手術という山場はあるが、気持ちのリセット、思考 […]
インフォームド・コンセント

医師は、事前にリスクの説明を行い、それに同意したうえで治療を進める義務があるそうだ。もちろん、それは必要なことだと十分理解している。 「そんなの聞いていなかった」となれば、あとからお互いが困ることになる。 ただ実際には、 […]
キャンサー

いつだったか、医療系の方との仕事で携わった際、それを「キャンサー」と呼ぶのを知った。日本語のそれと、随分印象が違うのだなと、気楽な気持ちで思った覚えがある。 先日、検査の結果が出て、大腸癌のステージ3、そしてリンパ節転移 […]
消毒液

階段から滑り落ちる。僅か5段ばかりだった。 雨で濡れていた靴と、階段の素材の相性が悪かったのかもしれない。 足に盛大な擦り傷ができたが、素直な感想は「これくらいで済んでよかった」という安心感だった。病気のところに怪我を重 […]
軽やかな呼吸

連日病院の検査。 慣れないことばかりで気も張っているのだろう。帰宅し、しばらくすると、耐えきれない眠気に襲われる。 健康の尊さ、素晴らしさに、改めて思いを馳せる。 それこそ、先日の胃カメラ検査後からは「普通に呼吸ができる […]
物語の始まり

もう10年ほど前。12〜13曲を一気に作っていた時期がある。 曲の途中で変拍子を挟んだり、その変拍子に “できるだけキャッチーなメロディを乗せて、いかに変拍子を感じさせなくできるか” ということに、やけにこだわっていた。 […]
死ぬかと思った

もちろん実際の危険性はほとんど無い。頭では理解していた。それでも身体は「まずい」と判断した。 それは “胃カメラ” のことだ。 初めてだった。しかも担当医からは「できるだけ早く検査を進め、そのまま手術へ」と告げられ、鎮静 […]
物語の土台

大病を患っていると知る。 兆候は半年ほど前に明確なものがあり、その際にも「病院に行ったほうが良い」と助言してくれた人がいたのだが、生活習慣の見直しによる改善で「たぶん大丈夫だろう」と判断してしまった。 先日、その兆候を無 […]
今ここにあるもので

ギターを手に入れて、少し弾き語ってみてから、それから形にするほうが、より想いを残せるんじゃないかと、そう考えていた時期もあった。 ◯◯が手に入ってから、と先送りにしてしまうのは、いつでも思考の罠とわかっていながら、正当性 […]